京都府登録文化財指定の本堂は圧巻

京都府登録文化財指定の本堂は圧巻

日蓮宗 北真経寺

春は桜、秋は萩、本堂前の巨大な金木犀は秋口に
ゆったりと季節の美を感じられる境内

春は桜、秋は萩、本堂前の巨大な金木犀は秋口に
ゆったりと季節の美を感じられる境内

副住職
笈田 泰淳(おいだ たいじゅん)さん

1307年に日像上人が真言宗だった鶏冠井(かいで)の住民や寺に、日蓮宗の教えを広め改宗させたのがはじまりで、正式な名前は「鶏冠山真経寺(けいかんざんしんきょうじ)」といいます。1654年には、僧侶の学校である「鶏冠井檀林(かいでだんりん)」を開き、南と北に真経寺を分けました。その後、南真経寺が現在の場所に移ったため、北真経寺とは別の場所にあるんですよ。1875年、明治維新により学校制度が変わり、檀林が廃止されました。今は地域の方々の祈りの場になっています。
5月3日には「鶏冠井題目踊り(かいでだいもくおどり)」が石塔寺にて奉納されますが、躍りの練習は北真経寺近くの鶏冠井公民館でおこなわれています(非公開)。
また近年は地域の方々の健康増進を目的に、ラジオ体操などもおこなっています。ご近所同士の交流の場になれればと思っています。

大きな本堂は元講堂
お坊さんたちが春と秋に学びに集まっていた

北真経寺の特徴は広々とした境内かもしれません。境内の中央にあるのは、京都府の登録文化財に登録されている、大きく立派な本堂。僧侶の学校「鶏冠井檀林」だった頃は講堂として使われていて、多くのお坊さんがこの本堂で切磋琢磨しながら学んでいました。食堂や寮などもあったと当時の資料に残されています。

日蓮宗 北真経寺
(にちれんしゅう きたしんきょうじ)

住所:〒617-0004 京都府向日市鶏冠井町御屋敷28番地
アクセス:阪急京都線「西向日駅」より徒歩約8分
電話:075-933-7563
FAX:075-931-4088
営業時間:24時間開門
定休日:なし

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