718年創建 乙訓の歴史を見守り続ける神社

718年創建 乙訓の歴史を見守り続ける神社

向日神社

『延喜式』神名帳に記録されている
由緒正しい式内宮

『延喜式』神名帳に記録されている
由緒正しい式内宮

向日神、火雷神
玉依姫命、神武天皇を祀る

創建は養老2年(718年)。大歳神(おおとしのかみ)の御子である御歳神(みとしのかみ)がこの峰に登られ「向日山」と名付られことに始まると伝わります。御歳神はこの地に永く鎮座され、御田作りを奨励されたことから、御歳神を「向日神(むかひのかみ)」と呼ぶようになります。
延喜5年(927年)に成立した『延喜式』神名帳(えんぎしき じんみょうちょう)には、山城国乙訓郡「向神社」と記されています。
また後に、火雷神(ほのいかづちのかみ)を祀る乙訓坐火雷神社を併祭。そのため、上ノ社である向神社は五穀豊穣の神として、下ノ社である火雷神社は祈雨と鎮火の神として、朝廷からも篤くうやまわれてきました。

明治神宮のモデルになったといわれている本殿は国指定重要文化財
境内13の建物が国登録有形文化財

本殿は三間社流造(さんげんしゃながれづくり)で、室町時代の応永25年(1418年)に造営が始まり、同29年(1422年)に上棟されました。本殿は国指定重要文化財で明治神宮のモデルになったといわれており、境内にある13の建物は平成27年(2015年)に、国登録有形文化財になっています。
5月の第2日曜には祭礼(氏子祭)がおこなわれます。3日前に向日神社から上植野御旅所まで巡幸する神幸祭(おいで)に始まり、上植野御旅所から各地区を巡幸して向日神社に還ってくる還幸祭(おまつり)にいたります。

向日神社(むこうじんじゃ)

住所:〒617-0005 京都府向日市向日町北山65
アクセス:阪急「西向日駅」より徒歩約10分
電話・FAX:075-921-0217
時間:9:00~16:00(社務所)
定休日:年中無休

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