西国街道沿い、江戸時代の建築物

西国街道沿い、江戸時代の建築物

国登録有形文化財 中小路家住宅

畳の床に座り床の間を眺め
古き良き日本の建築から奥深い和の魅力を知る

畳の床に座り床の間を眺め
古き良き日本の建築から奥深い和の魅力を知る

代表
中小路 忠也(なかこうじ ただや)さん

江戸時代に造られた建物で、名前に残るように住宅として使われていたものです。平成20年には文化財として国に登録されました。日本でも少しずつ減っている「畳」をはじめとする日本の文化を知ってもらいたいと思い、様々なイベントの開催や、地域の方々の交流の場になればと、カフェ・サロンとして開放するようになりました。
雅楽や能、落語のイベントをはじめ、ジャズライブやクラシックコンサート、歌声喫茶など様々な催しもありました。コーヒーなどを楽しめる喫茶もありますのでちょっとした息抜きに地域の方々がお見えになられます。趣ある和の建築の魅力に触れて、日本の文化をぜひ身近に感じてください。

向日市初の国登録有形文化財
江戸時代の文化を今に残す大型民家

中小路家は、西国街道に沿って江戸時代に建造された大型民家です。上質なつくりのお座敷を備えた主屋、腰板が高く張られた土蔵造りの内蔵・外蔵、離れや内門が並びます。菅原道真の一族を祖先にもつ中小路家。左遷される道真に従い太宰府へ行った後、京都へ戻り、長岡京市に道真を祀る天満宮を造ったと言われています。中小路家は引き続き乙訓の地で活躍し、開田城を築きました。この地域の中小路家はその子孫だと考えられています。
現在の主屋は、増築・改築などの手が加わったものの、過去の記録に残る図と照らし合わせると、大きく変わることなく維持され続けてきたことがわかります。江戸時代の建物を身近に感じられる、貴重な施設。コーヒーを楽しみながら、ゆったりと見学してみては。

国登録有形文化財 中小路家住宅
(くにとうろくゆうけいぶんかざい なかこうじけじゅうたく)

住所:〒617-0006 京都府向日市上植野町下川原48
アクセス:阪急「西向日駅」から徒歩約8分
電話:075-921-2657
営業時間:10:00〜17:00
定休日:月・火・水曜休業
WEB:https://www.eonet.ne.jp/~nakakoji/

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