本化日蓮宗　本山石塔寺　独立本山

法性山　石塔寺

四季折々の顔を楽しめる境内で心をリフレッシュ
日像上人が鎌倉末期に石塔を建立したお寺

副住職
武田善行（たけだよしゆき）さん

はじめまして武田善行といいます。身長が180㎝あるお坊さんです。石塔寺で副住職をしています。
私も子どもの頃から父と一緒に手伝いを続けてきました。思い出深いのは夏休み期間の朝のおつとめ。友だちは皆ラジオ体操に行った後皆で遊びに行っていたのですが、朝のおつとめがちょうど同じ時間帯。皆と遊びたい一心で、父に頼み込んで朝のおつとめをなんと5時半に早めてもらったんです。我ながら偉かったなと思います。
石塔寺はここ鶏冠井（かいで）町の方々に愛されているお寺、地域の方々の多くは空でお経を読めますし、「声明（しょうみょう）」といって皆で音程を揃えてお経を唱えられる方もおられます。これからも鶏冠井町の祈りの場を今までどおり守り続けていきたいと思っています。

5月3日の「鶏冠井題目踊り」は
京都府の無形民俗文化財に指定

お釈迦様の誕生日を祝う「花まつり」。一般的に4月におこなわれますが、石塔寺では5月3日に開催されています。その中で「鶏冠井題目躍り」が奉納されています。京都府の無形民俗文化財にも指定されている躍りです。他にも30人ほどの稚児が行列で練り歩く様子も見られます。
また、端午の節句の時期には鯉のぼりが境内に飾られることでも有名。門越しにも見えるほど大きな鯉のぼりに、子どもの健康な成長を願ってみては。
「常に筆に触れることで、生きた字を書いてさしあげたい」と武田さん。心のこもった手書き文字の御朱印も必見です。