西山にたたずむ静謐なお寺

西山にたたずむ静謐なお寺

長法寺

境内には「溺泉(おぼろのいずみ)」があり
うつくしい湧き水に鯉が戯れます

境内には「溺泉(おぼろのいずみ)」があり
うつくしい湧き水に鯉が戯れます

住職
川西 延隆(かわにし えんりゅう)さん

同じ京都の別の寺の生まれです。ご縁があり10年ほど前に長法寺にまいりました。
長法寺には平安時代後期に描かれた国宝「絹本着色釈迦金棺出現図(けんぽんちゃくしょくしゃかきんかんしゅつげんず)」を所蔵していました。現在、原本は京都国立博物館に、長法寺には写本を保管しております。「釈迦金棺出現図」は「涅槃絵」とも呼ばれ、お釈迦様が涅槃に入られるときの様子が描かれています。
長法寺は四季折々のお花のうつくしさでも知られています。山吹、雪柳、寒椿、藪椿、そして桜と紅葉…お目当てのお花を見にぜひいらしてください。

平安時代に創建されたお寺
季節ごとに花を楽しめる

西山の中腹にある天台宗のお寺。ご本尊は十一面観音です。平安時代にあたる延喜年間に千観上人により創建されたと伝わります。広大な敷地に伽藍は7つ、坊舎も12院あったとされていますが、応仁の乱にて消失したといわれています。
境内入り口には、鎌倉時代の三重の石塔と、南北朝時代の宝篋印塔(ほうきょういんとう)が寄り添うように建っています。
本堂の横には「溺泉」があり、清涼な水が巌窟から少しずつ湧き出ています。この様子から「清巌山(せいがんざん)」という山号がつけられました。

長法寺
(ちょうほうじ)

住所:〒617-0812 京都府長岡京市長法寺谷田16
アクセス:阪急「長岡天神駅」から阪急バス「長法寺」下車 徒歩約5分
電話・FAX: 075-951-9075
営業時間:9:00〜17:00
定休日:無休

スポット情報