ふれあう歴史、長岡宮跡と旧上田家住宅

ふれあう歴史、長岡宮跡と旧上田家住宅

史跡長岡宮跡/
国登録有形文化財 旧上田家住宅

向日市の歴史を身近に感じつつ
レンタルスペースとしても利用できる施設

向日市の歴史を身近に感じつつ
レンタルスペースとしても利用できる施設

向日市教育委員会文化財調査事務所職員

皆さんこんにちは。文化財調査事務所では、史跡長岡宮跡や国登録有形文化財旧上田家住宅をはじめ、向日市の多種多様な文化財の保護と活用を行っています。
旧上田家住宅は長岡宮跡の「第二次内裏」の上に位置しています。「内裏」とは、桓武天皇と皇后、これに仕える人々が住んでいた現在の御所にあたる建物のことです。
旧上田家住宅では、案内解説をしてくれるスタッフが常駐しておりますので、旧上田家住宅や長岡宮跡の説明をぜひ聞きに来てみてください。

大型の「おくどさん」は必見
煮炊きの体験もできる

旧上田家住宅は明治43年に建築され、都市近郊の伝統的な形式を有した農家住宅です。建物は国の有形文化財に登録されています。長岡宮跡など市内の歴史文化資源の案内解説をはじめ、市民文化の発展に寄与することを目的として整備されました。「おくどさん」がある主屋のほか、隣接して蔵や離れが立ちます。一般に有料での貸し出しを行い、主屋は「おくどさん」を使って、料理を楽しむことができ、蔵はギャラリーとして、離れは茶会などを催せるようになっています。
建物周辺の敷地はそれぞれ色を変えて回廊跡や柱跡の位置を表示し、当時の第二次内裏を想像できるような仕組み。また朝堂院公園と同様に「AR長岡宮」のアプリでスマートフォンやタブレットを通じて長岡宮の当時の様子をリアルに体感することができます。
旧上田家住宅のすぐ向かいには第二次内裏の周囲に建てられていた「築地大垣(ついじおおがき)」の部分復元があります(写真一番下)。1200年以上前の人たちが作った壁の大きさに感動できるはずですよ。

史跡長岡宮跡/国登録有形文化財 旧上田家住宅
(しせきながおかきゅうあと/くにとうろくゆうけいぶんかざい きゅううえだけじゅうたく)

住所:〒617-0004 京都府向日市鶏冠井町東井戸64番地の2
アクセス:阪急「西向日駅」から徒歩約5分
電話:075-874-1023
FAX:075-874-1082
営業時間:観覧 9:30〜16:30、貸館 9:30〜20:00 ※夜間の利用がない場合は17:00閉館
定休日:月曜休館 ※祝日の場合開館、翌平日休館
 毎月1日休館(資料整理日)※土・日・月曜の場合開館、翌平日休館
 年末年始(12/28〜1/4)休館
WEB:https://www.city.muko.kyoto.jp/

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