北真経寺と対をなす鶏冠井町のお寺

北真経寺と対をなす鶏冠井町のお寺

南真経寺

西国街道を古くから見守る
江戸時代初期建立の日蓮宗寺院

西国街道を古くから見守る
江戸時代初期建立の日蓮宗寺院

真言寺から鶏冠井(かいで)真経寺へ
そして南真経寺と北真経寺に分かれる

もともとこの地域の別の場所に真言寺という真言宗のお寺があり、鶏冠井の村人たちも真言宗を信奉していました。鎌倉時代末期に日像上人が日蓮宗を布教。真言寺も村人たちも共に日蓮宗に改宗し、真言寺は「鶏冠井真経寺」という名前になります。その後、江戸時代初期に鶏冠井真経寺で、お坊さんの学校「鶏冠井檀林(かいでだんりん)」が開校。その際に、鶏冠井真経寺は「南真経寺」と「北真経寺」に分けられ、南真経寺は現在の場所に移りました。

落ち着いた雰囲気の本堂と
連なる開山堂は京都府文化財指定

現在、南真経寺のある場所には、元々「鶏冠井興隆寺(かいでこうりゅうじ)」という東西120メートル、南北140メートルもある大きなお寺がありました。その境内の中に南真経寺が造られました。興隆寺はその後、石塔寺と合併される形で廃され、土地は住宅街に変わっていきました。
南真経寺の本堂、そして渡り廊下でつながる開山堂は、江戸時代初期の1714年に建てられたもので、1987年に京都府の有形文化財に指定されています。また、平成23年〜24年にかけて本堂、そして開山堂の屋根が修復されました。

南真経寺(みなみしんきょうじ)

住所:〒617-0004 京都府向日市鶏冠井町大極殿64番地
アクセス:阪急「西向日駅」より徒歩約7分
電話:075-921-3912
営業時間:24時間開門
定休日:なし

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