竹の不思議な生態を学び、その美しさに心やわらぐ

竹の不思議な生態を学び、その美しさに心やわらぐ

京都市洛西竹林公園 竹の資料館/竹の径

竹の不思議な生態を学べる「竹の資料館」と約110種類の竹や笹を鑑賞できる回遊式庭園がある「京都市洛西竹林公園」。良質な筍の産地である向日丘陵の竹林の景観を保全するため、環境整備を行い整備されてきた「竹の径」(たけのみち)と一緒に巡るのがおすすめ

竹の不思議な生態を学べる「竹の資料館」と約110種類の竹や笹を鑑賞できる回遊式庭園がある「京都市洛西竹林公園」。良質な筍の産地である向日丘陵の竹林の景観を保全するため、環境整備を行い整備されてきた「竹の径」(たけのみち)と一緒に巡るのがおすすめ

中村 季以(なかむら としい)さん

「京都市洛西竹林公園」、そしてその中にある「竹の資料館」は全国でも珍しい竹の生態や文化技術を学べる施設で、「竹の径」にも繋がる場所です。竹の径は京都市と向日市の境にありますから、2つの地域が深く関わる場所でもあります。古くからおこなわれている筍栽培をされている美しい竹林や、古墳、竹垣の面白さにも気づいていただけると嬉しいですね。竹林公園には日本中から集めた約110種もの竹や笹が植えられていて、それぞれ個性的ですので、ぜひ見ていただきたいですね。私たちの生活に身近な竹ですが、実は詳しい人ってそれほど多くないと思うんです。ここに来てぜひ竹の奥深さ、そして美しさや魅力に触れていただければと思います。

歴史ある竹林の風景や個性的な竹・笹の生態に感動できる

昭和56年、洛西ニュータウンが開発される際に、全国から珍しい竹や笹を中心に約110種類を集めて植栽した回遊式庭園と、竹と日本文化の関わりが学べる竹の資料館が建てられました。節が互い違いに出てくるキッコウチク、黒い色をしたクロチク、黄金色に緑の筋が入るキンメイモウソウチクなどなど、珍しい竹もたくさん。回遊式庭園には竹林浴を楽しめる小径や、応仁の乱ゆかりの百々橋、織田信長が旧二条城の石垣に使っていた350体もの石仏が安置されているので、景色と歴史を共に感じられるはず。竹林公園を出ればそこは、向日市と京都市の境にある竹の径。ていねいに手入れをされた美しい竹林は筍を栽培しているしるし。径と竹林を隔てる竹垣も色々なかたちのものがあるので、じっくり楽しんで。

京都市洛西竹林公園 竹の資料館/竹の径
(きょうとしらくさいちくりんこうえん
たけのしりょうかん / たけのみち)

住所:[京都市洛西竹林公園]〒610-1112 京都府京都市西京区大枝北福西町2-300-3
アクセス:阪急「桂駅」から市バス西8系統で「南福西町」下車徒歩約5分
電話:075-331-3821
営業時間:9:00~17:00(入園 16:00 まで)
休園日:水曜休園
WEB:http://www.chikurin-park.com

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