長年にわたり培ってきた伝統的な技術を元に、
進化し続けるお香の生産拠点

香老舗松栄堂長岡京香場

創業300余年。香老舗の培った技術を機械化した“香場”
製造現場の見学を通して、香り文化の継承と発展にも取り組む

竹野憲（たけのけん）さん

私は2012年入社、現在は、製造現場のサポートをしつつ、生産技術開発の仕事が業務の中心です。
弊社では、ここを”香場”と呼んでいます。場内では、様々な原料を調合してお香を生産しているので、それらが合わさった長岡京香場の香りがしていると思います。見学にお越しいただくと香りの強さに驚くかもしれません。お帰りになる頃には香場の移り香を身にまとっているはずです。そんな場内では、大きな機械でダイナミックに、一方で人の手で繊細に、そして時には、ロボットを活用しながら皆様にお届けする商品を生産しています。機械を使用していても大切なのは人の感覚。練り上げた原料を手に取り、確認、対話をしながら最良の状態に仕上げていきます。
長岡京は京都、大阪からのアクセスも良いところ。所々に石碑が建っているのを見ると、歴史のある街だと感じますね。

伝統的なお香づくりの技術を機械化
“香場”見学でお香の魅力を体感できる

松栄堂は今から300年ほど前に創業し、以来、今日に至るまで香り作り一筋に歩んできた香老舗。松栄堂が培ってきた技術を機械化し、高品質・大量生産を目指して、平成元年に現在の長岡京香場が誕生。その後、時代のニーズに合わせて、生産ラインの改新、ロボットの導入など、松栄堂の根幹を担う製造拠点として進化を続けています。
また、製造現場の見学を行なうことで、今までお香が身近でなかった人にも、お香の魅力を感じてもらうきっかけづくりにも取り組んでいるのだそう。見学を希望する際は、1ヶ月前までにご予約を。