暮らしの中に生きる「竹」という素材の面白さを追求する

暮らしの中に生きる「竹」という素材の面白さを追求する

高野竹工株式会社

気軽に使いやすい暮らしの道具から、漆、蒔絵や指物といった伝統工芸や茶道具制作の技を活かした一点物まで。自社が管理する竹林と工房で、手入れ、伐採、制作までをおこなっています

気軽に使いやすい暮らしの道具から、漆、蒔絵や指物といった伝統工芸や茶道具制作の技を活かした一点物まで。自社が管理する竹林と工房で、手入れ、伐採、制作までをおこなっています

はじまりは「千利休」の美学
茶道具づくりに込めた情熱

高野竹工の創業者は、先代の社長でもある不窮斎(ふきゅうさい)高野忠男さん(平成22年没)です。元々忠男さんの生家が竹工芸店を営んでいたため、幼少時から竹に親しんでいたそう。竹の美しさにのめり込んでいくなかでも感動したのが、千利休居士の心眼でした。茶杓や蓋置、花入れなど、利休の求めた美を忠男さんも追求し続けました。今も、その志と技は職人さんたちに受け継がれています。

自然の竹の持ち味を生かした「竹カップ」や
箸先を極限まで細くした「極細箸」が人気

日常の暮らしの中で使いやすいのは「竹カップ」です。中が空洞の竹は昔から容器として重宝されてきましたが、あえて竹の皮を削ぎ摺り漆や塗装で色だけでなく強度や耐水効果が施された現代の生活にマッチする洗練されたデザインです。また、竹特有の軽さに加え、熱伝導率が低いことから熱い液体を注いでも手元が熱くならないのが特徴です。もう一つのオススメは「極細箸」。箸先がとっても細いのが特徴です。竹は木に比べればしなやかで強いからこそ作れるお箸。細かなお料理の盛り付けなどにぜひ使ってみては。

西田 隼人(にしだ はやと)さん

高野竹工株式会社(たかのちっこうかぶしきかいしゃ)

住所:〒617-0836京都府長岡京市勝竜寺東落辺14番地の15
 ※工場・竹林見学は要相談(窓口:西田(左写真)、井澤)
 ※高野竹工の製品は下記オンラインショップよりご購入いただけます。
電話:075-955-2868
WEB:https://www.takano-bamboo.jp/
オンラインショップ:https://takanochikko.com/
SNS
 Facebook:https://www.facebook.com/TakanoChikko/
 Instagram:https://www.instagram.com/takanochikko/

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