大山崎町の自然に包まれた住宅街。草木染のやさしい色で織りあげる作品の数々

大山崎町の自然に包まれた住宅街。草木染のやさしい色で織りあげる作品の数々

手織りつづれ工房「河野」

ご夫婦で作られた京都の伝統織物である「つづれ織り」などの作品を購入できる。草木染の織物や藍染のTシャツなど、やさしい色合いのテキスタイルは必見。写真上部の浮世絵もつづれ織りの作品というから驚きだ

ご夫婦で作られた京都の伝統織物である「つづれ織り」などの作品を購入できる。草木染の織物や藍染のTシャツなど、やさしい色合いのテキスタイルは必見。写真上部の浮世絵もつづれ織りの作品というから驚きだ

河野 茂(こうの しげる)さん(写真左)
河野 淳子(こうの じゅんこ)さん(写真右)

元々、私(茂さん)の祖父がつづれ織りの職人をしていて、母もそれを継ぎました。私はサラリーマンをしていたのですが、結婚を期に妻が母の仕事を手伝うようになり、私も定年後一緒につづれ織りをつくるようになりました。
つづれ織りというのは様々な色の糸を使って絵のように布を織っていく手法。身近なところでは着物の帯などに使われることがありますね。私のつづれ織り作品の特徴は、草木染の糸を使うところでしょうか。あるとき、草木染の美しさに出合い感動したので、以降草木染の糸を使ってつづれ織りをするようになりました。販売用の名刺入れなどの制作を続けながら、春と秋の年に2回、美術作品を作って夫婦で展覧会をしています。
つづれ織り…という言うとどうしても西陣のイメージがあるかもしれませんが、大山崎にもこんな作品を作っている人がいるんだよって知っていただけたら嬉しいなと思っています。
そうそう、大山崎コーヒーロースターズさんは今のお店に移る前、この家の2階でコーヒーを焙煎されていたんですよ。若手の活躍で沢山のお客さんが大山崎に来られているのも、頼もしいことですね。

草木の美しさを感じられるストールや
さまざまなサイズのがま口、ポーチ、バッグなども

つづれ織りをするための日本式の織り機だけでなく、洋式の織り機も使い女性向けのストールなどの制作もされています。ウールやシルクを使ったストールも草木染なので、どれを見ていてやさしい気持ちになれるカラーばかり。夏におすすめなのは藍染のTシャツ。暑さも吹き飛ばすような涼し気な色合いですよ。

手織りつづれ工房「河野」(こうの)

住所:〒618-0091 京都府乙訓郡大山崎町円明寺薬師前65-8
アクセス:阪急「西山天王山駅」より徒歩約20分
電話・FAX:075-952-7473
営業時間:10:00〜16:00 ※来店の際は要事前予約
定休日:不定休
WEB:http://r.goope.jp/tudureori-kouno
SNS:
 Facebook:https://www.facebook.com/tudureori.koun
 Instagram:https://www.instagram.com/shigerukouno/

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