- 奈良時代の歴史書『日本書紀』によれば、今から1500年前の継体天皇の12年3月、王宮は「弟国(おとくに)」に遷ったと記されています。この記事から「弟国宮」が存在したと考えられています。
しかし、その遺構はまだ見つかっていません。はたして、この王宮伝承は何を意味し、どのような歴史背景を物語るのでしょうか。
今回の講座では、弟国宮伝承の真相を求めて、継体天皇の時代の政治機構や地方統治の在り方が再編整備されていく過程を、最近の歴史学的成果をもとに考えます。
■第1回(座学)
●日時:6月16日(土) 午後2時~4時
●内容:日本史の中のオトクニ
■第2回(座学)
●日時:7月21日(土) 午後2時~4時
●内容:遺跡からみたオトクニ
■第3回(座学)
●日時:9月15日(土) 午後2時~4時
●内容:オトクニの自然と景観変遷史
■第4回(見学会)
●日時:10月20日(土) 午前9時~午後5時
●集合:阪急西山天王山駅改札前
●内容:弟国宮をさがして
※詳細は講座内でお知らせします。交通費は参加者負担です。全体行程約15km
■第5回(座学)
●日時:11月10日(土) 午後2時~4時
●内容:弟国宮伝承とはなにか
◇いずれも◇
●場所(座学):向日市文化資料館
●申込み:6月1日(金)から、郵送またはファックスで氏名、人数、住所、電話番号、希望する講座を記入の上、公益財団法人向日市埋蔵文化センター(Tel:075-931-3841、〒617-0004 向日市鶏冠井町上古23、Fax:075-931-4004)へ。定員(座学80人、見学40人)になり次第締め切り。